この1年でいちばん美味しかった一杯を聞くと、返ってきたのは銘柄のスペックではなく、風景の話だった。田んぼの真ん中に建つ醸造所。蔵のすぐ横のテラス。そこから見渡す奈良盆地──。
日本酒にまつわる書籍を出し、全国の蔵を訪ね歩き、蔵とのコラボ酒も手がけてきたEXILE橘ケンチさん。その日本酒観は、この1年でまた一段と深くなっていた。キーワードは「熱燗」である。
そんな橘さんが今年も、10月17日(土)・18日(日)に東京・浜松町で開かれる超吟醸祭2026に登場する。全国の蔵元が一堂に会し150銘柄以上の吟醸酒が並ぶ2日間。イベント初回からの出演で、今回で4回目。今年は10月17日(土)第1部、イベント全体の幕開けとなるステージに立つ。
取材は五反田の日本酒バー「クラノバ」で、超吟醸祭に出展する銘柄を利きながら行われた。熱燗の話から、後輩の酒造り、クラフトサケ、そして"サシ飲みしたい相手"まで──飲みながらの1時間をお届けする。

この1年のベストは、田んぼの真ん中で飲んだ一杯
──まず、この1年で特に印象に残った日本酒を聞いた。
「奈良の風の森が新しく作った、葛城山麓醸造所っていうのがあるんですけど、そこで飲んだお酒はめちゃくちゃ美味しかったですね」
奈良・御所市の油長酒造が構えた新しい醸造所だ。橘さんが語るのは、味そのものより、その一杯を取り巻く風景である。
「蔵のすぐ横にテラスがあって、そこから奈良盆地を見渡せるんですよ。盆地を見ながら飲むお酒がめちゃくちゃ美味しい。周りは全部お米の田んぼなんで、田んぼの中に蔵が建ってて、そこの田んぼでできたお米でできたお酒を飲むっていう」
テレビ番組の仕事で訪れて以来、コラボレーションの縁もあって度々足を運んでいるという。米が育った土地で、その米の酒を飲む。橘さんが長年語ってきた「土地と酒はつながっている」という感覚の、これ以上ない体現だろう。
「熱燗にしたら、その酒の本性が出てくる」
──この1年で、日本酒の好みに変化はあったか。答えは即座だった。
「熱燗、よく飲むようになりましたね」
意外にも聞こえるが、理屈を聞くと腑に落ちる。
「熱燗にするときつくなると思われがちですけど、逆に柔らかくなるんで飲みやすくなるし。冷やしてるお酒はいろんなことがマスキングされてて、熱燗にしたらその酒の本性が出てくるみたいな。熱燗にして伸びるお酒っていうのは面白いなと思うし」
きっかけになった銘柄も、はっきりしている。
「僕が熱燗にハマったのは、埼玉の神亀ってところ。これはもう熱燗にしたらピカイチですね」
埼玉・蓮田の神亀酒造。全量純米の先駆けとして知られ、燗映えする酒の代名詞的な蔵だ。では、世間で言われる「燗向き・燗に向かない」という評判は、当たっているのだろうか。
「大体合ってると思いますよ。呑んで、これ熱燗向きだなと思うお酒もありますし。最近は全部冷やして飲むみたいなスタイルが多いので、そんな中でも、これ熱燗にしたら美味しそうだなって思うお酒はやっぱりいくつかありますね」
飲んだだけで燗映えが見えるのか、と驚くと、こう返ってきた。
「ある程度日本酒飲んでる人だったら、そういう感覚はあるかもしれないですね」
沸騰直前から"燗冷まし"まで──温度で味は何通りにもなる
熱燗と一口に言っても、その温度は一様ではない。
「沸騰する直前まで温めて壊れないお酒もたまにあるし、繊細なやつは上げすぎると壊れちゃったりするんで」
酒によって、耐えられる熱も、いちばん輝く温度も違う。もっとも本人に神経質さはなく、燗の温度は店のお任せに委ねることも多いという。そして話は、一度温めてから冷ます「燗冷まし」という飲み方へ。
「1回温めて、その後温度を下げて、ある程度冷ましてから出すみたいな。癖がいい意味で飛ぶんですよね」
上げて、下げて、また表情が変わる。つまり──同じ一本でも、温度によって楽しみ方は何通りもあるということですか、と聞くと。
「味変わります。楽しみ方いっぱいあるんですよ」
「日々研究してるわけじゃないですけど、燗のお店に行ったらそっち系の気づきがあるし、逆にワイングラスで飲むような店では、またそっち系の気づきがある。行く場所によって、いろんな気づきがある感覚はあります」
熱燗には「ちょっとおっさん臭い」というイメージが付きまとうのでは、と水を向けても、揺らがない。
「もちろんあるんだけど、追求していくっていう意味では、めちゃくちゃ面白いと思う」
ちなみに超吟醸祭の会場でも、燗付け器を持ち込んで熱燗を振る舞う蔵が現れ、ブースに人だかりができるのが半ば名物になっている。温度で変わる日本酒の面白さは、当日、会場でも確かめられるはずだ。
ビリヤニに熱燗──スパイス料理との出会い
かつてのインタビューで「麻婆豆腐と日本酒は合う」と語っていた橘さん。最近のペアリングを聞くと、「最近はそんなトリッキーな組み合わせはしてないかな」と、酒そのものを楽しむ方向にシフトしているという。ただ、ひとつ強烈な体験があった。熱燗とスパイス料理のペアリングを出す店だ。
酒は全て熱燗。枝豆のスープに始まり、とうもろこし、そしてビリヤニまで、一品ごとに逐一燗をつけて合わせてくれるコース仕立ての店で、南インドの酸っぱく辛いスープ・ラッサムと熱燗の組み合わせに出会った。
「ビリヤニにラッサムと日本酒が合うとは思ってなかったんで。結構合うんですね、熱燗」
「燗だと、眠ってる味みたいなのも出てくるし、そういうスパイス系の料理と、熱燗でパッと開いたお酒を合わせると、いろんなタッチポイントが多くなる感じがあるんですよね」
インド料理と熱燗。麻婆豆腐の先へ、ペアリングの探求はまだ続いている。

出展酒を利く──にごり、超軟水、そして"旅する詩人"
この日の取材場所は、全国の蔵を訪ね歩く店主が東京ではなかなか飲めない酒を揃える、五反田の日本酒バー「クラノバ」。カウンターには店主の案内で、超吟醸祭2026に出展する蔵の酒がずらりと並んだ。島根の李白と月山、鳥取の千代むすび、茨城・古河の御慶事──「超吟醸祭に出展する蔵の酒をご用意しました」という趣向だ。
まずは店の一番人気だという、「千代むすび 純米大吟醸 強力50 おおにごり」から。鳥取県の酒米「強力(ごうりき)」を50%まで磨いた、ガス感の強いにごりの大吟醸。アルコール度数17度、日本酒度はプラス2〜3の辛口だ。「置いておくとバーンといくんですよ」と店主が栓に気を配りながら注ぐと、グラスの中でまだ発酵の名残がピリピリと踊る。
🍶 この一杯、どうでした?
千代むすび 純米大吟醸 強力50 おおにごり(千代むすび酒造/鳥取・酒米「強力」)
「濁ってて飲みやすいですけど、しっかりアルコールもありますね」
「濁りも結構濃いですね」と橘さん。「もうとろっとしてるぐらい入ってますから」と店主が返す、とろみのある一杯だ。この蔵は瓶に詰めてからの消費期限を短く見るフレッシュローテーション主義で、一升瓶での出荷を許されているのは、蔵元が選んだごくわずかな店だけなのだという。
続いては島根・安来の月山(がっさん)。「日本一やわらかい」とも言われる超軟水で仕込む蔵で、まずは「美月(みづき)純米大吟醸」から。店主の解説が熱を帯びる──この蔵は瓶詰めの直前、タンクから冷蔵のサーマルタンクへ酒を移して丸一日冷やし込み、瓶詰め室まで全て冷蔵設備でつないでいる。搾ったあとの工程にどれだけ気を使うかが酒の綺麗さを決める、というのが店主の持論で、「搾り機のある部屋を冷やすべきだ、という蔵も多いんですよ」と話が続く。
🍶 この一杯、どうでした?
月山 美月 純米大吟醸(吉田酒造/島根・超軟水仕込み)
「甘みもあるけど、しっかり切れもあります」
月山はもう一本、「生酛純米大吟醸」(精米歩合50%・アルコール度数16度)へ。同じ蔵の飲み比べに、すかさず一言が飛び出した。
🍶 この一杯、どうでした?
月山 生酛純米大吟醸(吉田酒造/島根・精米歩合50%)
「余韻が長い、こっちは」
同じ島根からは、松江の李白酒造。この日の一本は、海外名をそのまま冠した「李白 純米吟醸 Wandering Poet」──旅する詩人。社長が「甘口は一つも作らない」と言い切る辛口一筋の蔵で、出荷量の約4割がアメリカを中心とした海外へ渡るという国際派だ。「フルボディ系の辛口がアメリカで受けてるっていうのは、僕はちょっと意外だなと思って」と店主。華やかな酒が好まれると思いきや、米の旨みがしっかりした酒が海を越えている。李白からはさらに「特別純米 無濾過生原酒」、そして変わり種の「純米生原酒 春陽(しゅんよう)」も。春陽は腎臓病の病態食向けに開発された米で、雑味のもとになるタンパク質が少なく、澄んだ酒質に仕上がるのだという。最近この米を使う蔵が増えているらしい。
続いて、茨城・古河の青木酒造から「御慶事 純米吟醸 辛口」。純米吟醸「雄町」がJAL国際線ファーストクラスラウンジで提供された実績を持つ蔵の、精米歩合55%・米の旨みがしっかり乗った、この店の人気銘柄だ。
そして店主が「ダークホースなんですよ」と差し出した一本が、富山・吉乃友(よしのとも)酒造の「よしのとも 純」。精米歩合65%、吟醸を名乗らない生一本の純米酒だが、その澄んだ味に橘さんの手が止まった。
🍶 この一杯、どうでした?
よしのとも 純(吉乃友酒造/富山・精米歩合65%)
「これ綺麗ですよね。僕もこれ好きかもしれないです」

締めくくりは岡山・倉敷の菊池酒造による「木村式奇跡のお酒」。"奇跡のリンゴ"で知られる青森の木村秋則さんを岡山に招き、その自然栽培農法で育てた米で醸すシリーズで、この日は雄町の「純米」と、食用米・朝日の「純米吟醸」の2本を飲み比べた。蔵の先代が木村さんと直接知り合い、「うちの米でも作ってほしい」と頼み込んで生まれ、もう10年ほど続いているという。自然栽培の米がどんな顔を見せるのか、確かめるように杯を傾けるふたり。ここで店主が面白い説を披露する。
「無農薬とか減農薬のお酒って、同じ削り具合でも雑味が少ない気がするんですよ。それと、無農薬の日本酒だけを扱うお店の方が言うには、二日酔いしないって。何のエビデンスもないんですけど(笑)」
これには橘さんも身を乗り出した。
「残留農薬っていうのはやっぱりあるって言うでしょうからね。響いてくるっていうのは、僕も聞いたことあります」
米の育て方が、杯の中まで届いているのかもしれない──この話題は後述の「農家と飲みたい」という橘さんの関心へ、まっすぐつながっていく。
TICKET
橘ケンチさんのステージを観るなら
プレミアム ¥7,980(通常チケットの内容+第1部トークショー観覧席)/Day1通常 ¥4,980(10/17に2時間試飲し放題)。20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
後輩の酒造りは3年目──事務所の酒事情
昨年のインタビューでも話題になった、事務所(LDH JAPAN)内での日本酒の広がり。1年経った進捗を聞いた。
「事務所内だと後輩で、GENERATIONSの中務裕太が岩手の蔵とコラボしてて。それも多分今年で3年目ぐらいになって。毎年自分で作りに行って、出来上がったらくれるんで、今年もいただきましたけど、美味しかったですね」
かつては「LDH JAPANといえばレモンサワー」というイメージもあったが、今は酒との関わりもメンバーそれぞれだという。
「結構メンバーによるんじゃないですかね。ワイン好きなメンバーもいますし、テキーラ作ってる先輩もいるし。若いメンバーはクラフトビールとか、逆にウイスキー作りたいって言ってるメンバーもいましたし、人それぞれ様々」
日本酒だけでなく、酒文化そのものが事務所の中で多様に根を張り始めている。
初めての一杯は「甘み」と「物語」で選ぶ
超吟醸祭は、日本酒に慣れていない人の"最初の一杯"の場でもある。日本酒をあまり飲まない人に選んであげるなら、何を基準にするか。
「味で言うと、やっぱり甘みがある方が好きな人が多い確率は高いなと思いますね。最近は酸味が強い、甘酸っぱいようなお酒も多いので、そういうお酒を勧めた方が好きになってもらう確率は高いかもしれない」
そしてもうひとつの基準が、味の外側にある。
「その蔵のエピソードとか、実は同じくらい若い人が作っているお酒だとか、そういうエピソードがあると感情移入しやすくなって、美味しかったら応援したいかもと思う気持ちが芽生える可能性もあるし、そこはすごく日本酒の面白いところだなと思います。蔵によって百何十年みたいなエピソードがあるし、作っている人の顔も浮かぶし」
味と物語の両輪で勧める。蔵元と直接話せる超吟醸祭は、その「物語」に出会うには最適の場所だ。
クラフトサケという新しい波
いま注目しているジャンルを聞くと、返ってきたのは"日本酒の外側"だった。
「日本酒というか、その他醸造酒っていう、クラフトサケっていう業界は、若い世代がどんどん参入していて。日本酒の製造免許が取れないっていうのもあるので、だったらその他醸造酒の免許を取って。面白い試みをしている若い人がたくさんいるので、そこは面白いなと思いますね」
日本酒の新規製造免許が原則下りない現状に対し、その他醸造酒の免許で"ほぼ日本酒"に副原料の個性を加えて醸すクラフトサケ。賛否が分かれることもあるテーマだが、橘さんの立場は明快だ。
「挑戦したい人がすればいいんじゃないと思ったりします。逆にそれをポジティブに考えて、いろんなクラフトサケを作ってる方々がいるんで、楽しみですよね」
「昼から飲めるなんて最高」──4回目の超吟醸祭へ
今年の橘さんの出演は10月17日(土)第1部。開始は11時30分と、まだ昼前である。昼から日本酒を飲むことについて聞くと、笑顔で即答だった。
「最高じゃないですか」
「昼からなかなか僕は飲まないですけど、夏に昼間からバーベキューするとか、そういうイベントごとじゃないと、なかなかそういう機会はないですし。でもそれはそれで、いつもとは違って非日常感があって楽しいと思うので」
今年の会場は、浜松町の東京ポートシティ竹芝。屋内のステージフロアと屋外エリアを行き来しながら飲める設計だ。
「海外だったらブランチで飲む文化も、朝からシャンパンを楽しむ"朝シャン"の文化もあるしね。日本でも日本酒を昼間から飲んで楽しい空間が作れたら、めちゃくちゃいいなと思う」

150銘柄の歩き方──まずは「ジャケ買い」から
会場には150銘柄以上が並ぶ。初参加の人はどこから飲めばいいのか。橘さんの答えは、初めての人の背中をそっと押してくれるものだった。
「分かりやすいのは、人気があるところ、並んでいるところにまずは行ってみる。じっくり蔵人さんの話を聞けるんだったら、話を聞いてから自分に合いそうだなと思ったものを選べばいいし。そういう時間もなくて選ばなきゃいけないんだったら、最初は僕はジャケ買いをおすすめしますね。銘柄のエチケットを見て」
「僕も最初ハマった時はそれで買ってたんで。最近は銘柄名を漢字でボーンと書いたやつだけじゃなくて、おしゃれなエチケットも多いじゃないですか。あと自分のふるさとのお酒とかね。何か自分に関連付けて選ぶと面白いかもしれないですね」
ラベルの一目惚れも、ふるさとの名前も、立派な選択理由。日本酒の入り口は、思っているよりずっと自由で楽しい。そして会場でぜひ試してほしいのが、蔵元との会話だという。歴代の超吟醸祭で印象に残っている蔵元を聞くと──
「久慈さんの印象が強いです、超吟醸祭で言えば。蔵元の中でもガンガン前に行って喋るし。新潟の青木酒造とか、鶴齢とかも前いらっしゃいましたし、1回行った蔵のところは大体印象に残ってますよね」
岩手・南部美人の久慈浩介さんは今年、ステージに常駐する"マスコットキャラクター"として登場予定。喋りたくてしょうがない蔵元たちが、あなたの「最初の一杯」を待っている。
サシ飲みしたい相手は──伝説の醸造家、そして米を育てる人
シリーズ恒例の質問。1対1でゆっくり飲んでみたい人を聞くと、挙がったのは酒の国境を越える顔ぶれだった。
「海外の方とちょっと飲んでみたいのもあるし。あとは、それこそウイスキーのブレンダーの人とか、今IWAをやってるジョフロワさんとか、ちょっと飲んでみたいですね。日本酒の業界の人は結構いろんな方と飲んだんで。他のアルコール業界の第一人者の方ですね」
ドン ペリニヨンの醸造最高責任者を務め、現在は富山で日本酒「IWA 5」を手がけるリシャール・ジョフロワ氏。異ジャンルの頂点が日本酒をどう解釈しているのか──確かに、聞いてみたい話である。さらにもうひとつの答えが、酒の"上流"へ向かう。
「あと本当に、お米農家さんとか。自然農法をやってらっしゃる方とか、お米じゃなくても野菜でもいいし、それこそ木村さんとか」
この日の試飲で「木村式奇跡のお酒」に出会ったばかり。話がつながった。
「田植えは定期的に行きますよ。田植えも年々好きになりますし、農業やってる人ってすごいなと思うようになるし。そういう特定のジャンルにこだわって、ずっとやってらっしゃる方の考えはすごく気になりますね」
酒を注ぐ人から、米を育てる人へ。橘さんの興味は、一杯の酒のずっと手前まで遡っている。

「日本酒は、日本を知るきっかけになる」
最後に、超吟醸祭2026へ来る人へのメッセージをもらった。
「年に1回の、日本中からおいしいお酒が集まるタイミングなので、しかもそれを昼間から飲めるということで。お酒好きな人も、まだそんなに日本酒に慣れてない人でも、いろんな楽しみ方の可能性があると思うので、ぜひこの機会を楽しんでほしいなと思います」
「日本酒って飲むのはもちろん楽しいんですけど、僕みたいに蔵に実際に行くとか、その周辺をいろいろ回って知識を深めるとか、生涯を通じて楽しめる趣味になると思うんです。より日本を知る一つのきっかけになると思うし、自分が日本人で良かったなと思うきっかけになるかもしれないし、そういう一つのツールとして日本酒を楽しんでもらってもいいのかなと思っています」
そして、4回連続出演の"皆勤賞"らしい一言で締めくくられた。
「日本酒を一緒に飲むと、すぐ友達になれるんで。ぜひいろいろ友達を増やして、楽しい日本酒ライフを送ってほしいなと思っています」

この日いただいた銘柄リスト
| 銘柄 | 蔵元・産地 | メモ |
|---|---|---|
| 千代むすび 純米大吟醸 強力50 おおにごり | 千代むすび酒造(鳥取・境港) | 酒米「強力」・精米歩合50%・ガス感の強い辛口にごり |
| 月山 美月 純米大吟醸 | 吉田酒造(島根・安来) | 超軟水仕込み・出荷時の温度管理を徹底 |
| 月山 生酛純米大吟醸 | 吉田酒造(島根・安来) | 精米歩合50%・「余韻が長い」の一本 |
| 李白 純米吟醸 Wandering Poet | 李白酒造(島根・松江) | 海外名"旅する詩人"・辛口一筋の蔵 |
| 李白 特別純米 無濾過生原酒 | 李白酒造(島根・松江) | 搾ったままの無濾過生原酒 |
| 李白 純米生原酒 春陽 | 李白酒造(島根・松江) | 病態食向けの米「春陽」を使用 |
| 御慶事 純米吟醸 辛口 | 青木酒造(茨城・古河) | 精米歩合55%・店の人気銘柄 |
| よしのとも 純 | 吉乃友酒造(富山) | 精米歩合65%・店主いわく"ダークホース" |
| 木村式奇跡のお酒 純米 雄町 | 菊池酒造(岡山・倉敷) | 木村秋則式自然栽培の雄町 |
| 木村式奇跡のお酒 純米吟醸 朝日 | 菊池酒造(岡山・倉敷) | 同シリーズ・食用米「朝日」で醸す |
※このほか話題に上がった銘柄: 風の森(油長酒造・奈良)、神亀(神亀酒造・埼玉)
イベント情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 超吟醸祭 powered by SIPORY |
| 開催日 | 2026年10月17日(土)・18日(日) |
| 会場 | 東京・浜松町 |
| 橘ケンチさん出演回 | 10月17日(土)第1部(11:30〜13:00) |
TICKET
橘ケンチさんのステージを観るなら
プレミアム ¥7,980(通常チケットの内容+第1部トークショー観覧席)/Day1通常 ¥4,980(10/17に2時間試飲し放題)。20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
よくある質問
橘ケンチさんの超吟醸祭2026の出演はいつですか?
2026年10月17日(土)第1部(11:30〜13:00)に出演します。超吟醸祭2026は10月17日(土)・18日(日)の2日間、東京・浜松町で開催され、橘さんはイベント初回から4回連続の出演です。
橘ケンチさんのトークショーを観るにはどのチケットが必要ですか?
第1部のトークショー観覧席が付くプレミアムチケット第1部(7,980円)が必要です。トークショー観覧なしで試飲を楽しむ場合は、Day1チケット(4,980円)で入場できます。
超吟醸祭とはどんなイベントですか?
全国の蔵元が一堂に会し、150銘柄以上の吟醸酒を試飲できる日本酒イベントです。蔵元と直接話しながら飲めるのが特徴で、橘さんは「日本酒を一緒に飲むと、すぐ友達になれる」と語っています。
橘ケンチさんおすすめの日本酒の選び方はありますか?
初心者には甘みのあるお酒や甘酸っぱいタイプを勧めています。イベント会場では、人気の列に並ぶ・蔵人の話を聞く・ラベルの「ジャケ買い」・ふるさとの酒を選ぶなど、自分に関連付けた選び方をおすすめしています。
取材場所:日本酒バー クラノバ(五反田)
「僕、立ち飲みでフラッと寄れるような場所が大好きですね」──取材中、橘さんがそう漏らした場所こそ、五反田の立ち飲み日本酒バー「クラノバ」。店主は自ら全国120以上の蔵を回り、東京ではなかなか流通しない、地元で消費されてしまうような小さな蔵の酒を中心に仕入れている。売り切れたら次の蔵の酒がどんどん入る入れ替わり制で、毎月どこかの蔵を訪ねてはラインナップが更新されていく。あえて料理を出さないのは、仕込みに追われず酒と会話に集中するため。蔵元を店に招いて客と直接話してもらう会も定期的に開かれる、日本酒好きの止まり木のような店だ。

日本酒バー クラノバ 住所:東京都品川区東五反田2-2-16 富久屋ニッカ共同ビル 1F
