日本酒メディア「SIPORY」を運営する合同会社Doosinは、2026年11月2日より、日本酒イベントの主催者向けに、チケットの販売・集客・当日の入場・精算までをまとめて引き受ける「SIPORY EVENT SUPPORT」の提供を開始しました。料金は初期費用0円、チケット売上の10%のみ(決済手数料込み)です。

2026年10月に開催し、2日間でのべ2,852人が来場した日本酒フェス「超吟醸祭2026」で、SIPORY 自身が主催者として使った販売・入場・データの仕組みを、ほかの日本酒イベントにも開放します。この記事では、サービスの中身と料金、ご利用の流れを、プレスリリースより詳しくご紹介します。

この記事の要点

■ 初期費用0円・チケット売上の10%だけ:カード決済の手数料も10%に含みます。最低手数料はなく、チケットが売れなければ費用はかかりません。

■ 販売から精算まで SIPORY が担当:販売ページの制作、チケット販売、集客、購入者対応、スマホでの入場、精算まで。主催者がシステムを操作する必要はありません。

■ チケットは TIME・ONCE・SPELL の3つの形:時間制の飲み放題、1回入場の消し込み、杯売りの綴り。紙の券も受付機材もいりません。

■ 届く相手は、日本酒に関心のある人だけ:日本酒を検索した人、日本酒イベントのチケットを買った会員、酒蔵ページの利用者に告知します。

■ 杯数より「LOG」:来場者の★評価と感想が残り、新酒・限定酒の反応を、出展酒蔵の次の定番銘柄づくりのデータとしてお返しできます。

なぜ始めるのか ⁠— 日本酒イベントの主催・出展の負担

全国では多くの日本酒イベントが開かれています。SIPORY が整理した過去の開催記録だけでも、2018〜2026年に約900件あります。一方で、主催者はチケットの販売ページづくり、決済、当日の受付、売上の集計と精算までを少人数でこなしていて、集客も手探りになりがちです。

出展する酒蔵の側にも負担があります。SIPORY が2026年に全国141蔵へ行った「全国酒蔵イベント出展実態調査2026」では、出展の課題として「出展費用」を挙げた蔵が72.3%、「売上につながらない」が56.7%にのぼりました(調査の詳細は「全国酒蔵イベント出展実態調査2026」)。

主催者の運営コストが下がり、来場者がきちんと集まることは、出展する酒蔵の負担を減らすことにもつながります。SIPORY EVENT SUPPORT は、そのための仕組みです。

日本酒イベントの開催記録は約900件。出展の課題は「出展費用」72.3%、「売上につながらない」56.7%(全国141蔵)

SIPORY EVENT SUPPORT とは ⁠— 料金と、10%に含まれるもの

日本酒イベントの主催者に代わって、SIPORY がチケットの販売から集客、当日の入場の仕組み、精算までをお引き受けするサービスです。主催者はイベントの情報と素材をお渡しいただくだけで、管理システムを操作する必要はありません。

料金は、初期費用0円・チケット売上の10%(決済手数料込み)です。カード決済の手数料もこの10%に含まれるので、ほかに差し引かれる費用はありません。最低手数料もなく、小さな試飲会でも同じ条件です。

分野10%に含まれるもの
販売券種の設計、販売ページの制作(写真・文章も SIPORY が用意)、チケットの販売・発行、購入者対応、キャンセル・返金対応
集客日本酒イベント情報サイト「SIPORY EVENTS」への掲載、紹介記事、SIPORY 会員へのお知らせ、SNS、検索・AI検索での露出
運営スマホのチケット画面での入場(受付機材不要)、当日の追加購入、LOG の記録、主催者専用ダッシュボード
精算注文ごとに、売上から手数料を差し引いた額を主催者の Stripe 口座へ。口座へは毎月5日に振込。明細はいつでも発行

当日の現地サポート、取材・撮影、開催後のレポート記事、出演者のキャスティング、告知動画の制作、チケットのカスタム開発は、必要な分だけ別途お見積りで承ります。

主催者は情報と素材を渡すだけ。SIPORY が販売・集客・運営・精算を引き受け、日本酒に関心のある来場者に届ける

チケットは TIME・ONCE・SPELL の3つの形から

日本酒イベントでよく使われる券の形を、3つにまとめました。イベントに合わせて選べます。

形式向いているイベント仕組み
TIME(時間制・飲み放題)日本酒フェス・試飲会入場した時刻から残り時間をチケット画面に表示。延長券もその場でスマホから購入
ONCE(消し込み)1回入場の試飲会・セミナー入場時に1回だけ使用済みにする
SPELL(杯売り・綴り)蔵開き・酒まつり10杯綴りなどのデジタル券。ブースのQRを読んで銘柄を選び、杯数分を消費。足りなくなったらスマホで買い足し

チケットシステムは SIPORY の自社開発です。そのため、券種や当日の仕組みをイベントに合わせて作り変えることもできます。

TIME・ONCE・SPELL のチケット画面(イメージ)

紙の券も受付機材もいらない。経費と当日の手間を削れる

チケットはすべてデジタルです。紙のチケットや綴り券(試飲券)の印刷・郵送、受付機材のレンタル、当日の現金・釣り銭の用意と締めの集計がいらなくなります。

来場者はスマホのチケット画面をスタッフに見せるだけで入場でき、受付に立つ人数も減らせます。延長や綴りの買い足しもスマホで完結するので、会場で現金をやり取りしません。売上と入場の数は自動で集計されます。

チケットの購入から入場、飲んだお酒の記録まで、スマホだけで完結します。スマホをお持ちでない方・使い慣れない方向けの方法(受付での代理の入場・紙での引き換えなど)も、イベントの来場者層に合わせてご提案します。

紙の運営とデジタルの比較。印刷・郵送・受付機材・釣り銭がいらず、受付の人数も減らせる

主催者専用ダッシュボードで、売上と入場がいつでも見える

主催者には、パスワード付きの専用ダッシュボードをお渡しします。チケット売上、日別の売上、券種別の販売数と残数、どこから買われたか(広告・SNS・検索など)、当日の入場者数、振込額と手数料の推移を、いつでも確認できます。

購入者の個人情報は表示しません。依頼や質問も、ダッシュボードから SIPORY に直接送れます。振込先の登録(Stripe)もダッシュボードから5〜10分で済みます。

主催者ダッシュボードの画面イメージ(数値はサンプル)

届く相手は、日本酒に関心のある人だけ

一般のチケットサイトやSNS広告は、イベントに興味のある人全体に向けて告知します。SIPORY は、全国の酒蔵ページ、酒蔵から届く日本酒のマーケットプレイス、日本酒が飲める店のガイド、日本酒イベント情報サイトを運営する、日本酒だけを扱うメディアです。告知が届くのは、次のような日本酒に関心のある人です。

  • 銘柄・酒蔵・飲み方・日本酒イベントを検索した人、AIに日本酒のことを尋ねた人(SIPORY は Google 検索に1日約2万回表示されています。2026年10月下旬、Google Search Console)
  • SIPORY で日本酒イベントのチケットを買い、お知らせの受け取りに同意した会員(超吟醸祭2026では2,836枚を販売)
  • 酒蔵ページや日本酒のマーケットプレイスで、酒蔵・銘柄を調べている人(出展酒蔵のページからイベントへご案内します)
  • SIPORY LOG に飲んだ日本酒を記録している人

来場した人は SIPORY の会員・LOG の利用者として、次の日本酒イベントにも出会えます。イベントを重ねるほど、日本酒好きに届く力が大きくなります。

届く相手は、日本酒に関心のある人だけ。検索・チケット購入者・酒蔵ページの利用者・LOG の利用者

杯数より「LOG」⁠。新酒・限定酒の反応を、次の定番銘柄づくりのデータに

来場者は、飲んだお酒をチケット画面から★評価・お気に入り・感想で記録できます。感想は「華やか」「キレがある」「また飲みたい」などのタグをタップで選び、ひとことを添える形式です。記録は来場者自身の「SIPORY LOG」(日本酒の記録)にも残ります。

紙の綴り券でわかるのは「何杯出たか」だけでした。LOG があれば、イベントで出した新酒や限定酒が、どんな言葉で、どのくらい好まれたかがわかります。酒蔵は、次に定番(常設)として造る銘柄を決めるためのマーケティングデータを、試飲の場から集められます。

酒蔵へは、個人を特定しない集計(銘柄ごとの★評価の分布・お気に入りの数・感想タグの数・ひとこと)でお返しします。購入者・来場者の個人情報を主催者や酒蔵に開示することはありません。

LOG の記録画面と、酒蔵への集計(銘柄・数値はサンプル)

実績 ⁠— 主催者として自ら運営した「超吟醸祭2026」

SIPORY は、日本吟醸酒協会とともに日本酒フェス「超吟醸祭」を主催しています。2026年10月17日・18日に東京ポートシティ竹芝で開催した「超吟醸祭2026」では、全国42蔵が出展し、チケット2,836枚を販売、2日間でのべ2,852人が来場しました。

項目超吟醸祭2026
来場者2日間のべ2,852人
チケット販売2,836枚
出展全国42蔵
トークショー6部

販売ページ、チケット販売、集客、当日の入場、来場データの集計まで、今回提供する仕組みと自社のチームで運営しました。時間制の飲み放題チケット(TIME)、会場で買える追加1時間券、会場受取券、テイスティング記録(LOG)は、もともと超吟醸祭のために作った機能です。開催の様子は「超吟醸祭2026 開催レポート」をご覧ください。

超吟醸祭2026の実績。2日間のべ2,852人、チケット2,836枚、全国42蔵、トークショー6部

ご利用の流れ

  1. お問い合わせ(企画段階・日程未定でも大丈夫です)
  2. オンラインでのご相談(30分・無料)
  3. 券種・価格・販売スケジュールの設計
  4. 販売ページの公開・販売開始(振込先は主催者ダッシュボードから Stripe に登録)
  5. 開催当日(スマホのチケットで入場)
  6. 売上は注文ごとに主催者の Stripe 口座へ、毎月5日に振込

小規模な試飲会・蔵開きから、数千人規模のフェスまでご相談いただけます。まずはイベント情報の無料掲載だけでも承ります。

ご利用の流れ。お問い合わせからオンライン相談、券種の設計、販売開始、開催当日、精算まで

よくあるご質問

手数料の10%以外にかかる費用はありますか?

カード決済の手数料も10%に含まれるので、ほかに差し引かれる費用はありません。初期費用・月額・掲載費もかかりません。当日の現地サポート(スタッフの交通費・遠方の宿泊費は実費)や取材・撮影、カスタム開発などはオプションで、事前にお見積りします。

小さなイベントでも頼めますか?

はい。最低手数料はなく、小さなイベントでも手数料はチケット売上の10%だけです。酒販店の試飲会から数千人規模のフェスまでご相談ください。

イベントが中止になったら、購入者への払い戻しはどうなりますか?

中止・延期のときの購入者への払い戻しは、主催者さまがイベント規約に従って行います。購入者への告知、払い戻しの案内と受付フォームの送付、受付内容の取りまとめは SIPORY がお手伝いします。条件は「SIPORY EVENT SUPPORT 利用規約(主催者向け)」に定めています。

来場者の LOG などのデータは、どう扱われますか?

販売・入場・LOG の記録は SIPORY が管理し、個人を特定しない集計データにしたうえで、出展酒蔵へのお返し、サービスの改善、日本酒の市場や好みの調査に使います。主催者さまは、販売数・入場者数・流入元などの集計をダッシュボードでご覧いただけます。

お問い合わせ

サービスの詳細は「SIPORY EVENT SUPPORT」のページに、チケットシステムの機能は「日本酒イベントのチケットシステム」にまとめています。ご相談は無料です。イベントの企画段階からお気軽にお問い合わせください。